資格の時代こそ商業教育

総合ビジネス科

資格は一生のライセンス!資格の時代こそ商業教育

資格の有無がものを言う時代が来ています。そんな今だからこそ商業高校がお勧めです。
全国商業高等学校協会が主催する検定試験は全て受験することができます。
簿記、情報処理、電卓、ビジネス文書(ワープロ)など、多くの検定を取得することも自分の頑張り次第で十分可能です。
特に、就職したらコンピュータは必ず使いますよね?今の時代コンピュータを操作できないと、社会の風当たりは厳しいです。授業の中でコンピュータの使い方を学習することにより、全員が基礎的操作を習得し、卒業していきます。
 
 

全商協会検定一覧

珠算・電卓実務検定試験

「読み、書き、ソロバン」というのが、昔の日本の典型的な教育でした。そこから多くの商業人が育ち、かつての日本の商業が支えられ、社会経済が発展してきました。また、昔から「日本人は数字に強い」との国際的な評価がありますが、この能力は、「ソロバン」によって培われてきたといっても過言ではありません。
すべてがオートメーション化され、コンピュータがこれほど普及した現代でも、商業を支える主体は人間であることに変わりはありません。
「読み、書き」は義務教育の基本であり、またソロバンや電卓は、ビジネスの諸活動に必要な計算の基礎になる考え方や計算能力の向上を図ることができます。ソロバンでは計算技術が向上し、暗算能力も付き、電卓では複雑な計算も簡単にこなすことができます。
ソロバンや電卓を利用し、実務計算処理能力を判定するのが珠算・電卓検定試験です。

簿記実務検定試験

本検定は高校で使用している教科書にもとづいて出題される基礎・基本を重視した試験で、学校で行われる日頃の学習成果を測るという側面ももち、 さらに、ビジネスの社会で求められる知識やスキルを身につけた人材の育成と、検定取得を機会にキャリア・アップを目的として実施される検定試験です。

簿記とは
簿記とは、日頃、企業(会社)で行われる取引を一定のルールに従って帳簿に記録し、それを一定の報告書(財務諸表)の形にまとめ、利益の金額や所有する財産の状態などの情報を企業の内外に提供するためのものです。簿記で作成した報告書は、税金の金額の計算や、会社の将来性や信用度の測定などに利用されたりします。いわゆる企業の通知表や成績表にあたる報告書を作成するのが簿記なのです。
簿記を学習することによって、企業の経理事務に必要な知識や技術が身につくだけでなく、企業の経営状態などを理解・分析することが可能になり、経営管理能力が身につきます。
このように、「簿記会計がわからないと経営はできない」といわれるほど、企業経営において有益な道具として、簿記は広く活用されています。

ビジネス文書実務検定試験

ビジネス活動では、さまざまな情報を文書によって伝達することが多くあります。
情報を速く正確に伝えるためには、ビジネス文書に関する基本的な知識と入力に関する基本的な技能を兼ね備えている必要があります。
ビジネス文書実務検定試験は、このような知識と技能を身につけ、社会に出て即戦力になれる人材を育成することを目的に、級ごとに出題範囲を定めて実施しています。
ビジネス文書部門(筆記・実技)・速度部門(実技)それぞれの問題を段階的にクリアすることで、実社会に役立つ能力を身につけることができます。

英語検定試験

世はまさに国際化の時代です。国際化の時代とは、あらゆる意味で、外国と日本との距離が縮まっている時代ともいえます。 たくさんの日本人が海外旅行を経験しています。街で外国人を見かけて振り返る人はもういないでしょう。
ビジネスの世界でも同じことです。職業人として自立していこうとするとき、諸外国の存在を無視することはできません。
当然、外国語、中でも使用頻度の高い言語である英語を身につけていることは、あらゆる場面で役に立つでしょう。
コミュニケーションの手段として
外国人に日本の印象を聞くと、「こちらが話しかけてもなかなか心を開いてくれない」人が多いとよく言われます。それは日本人は照れ屋で、本来なら英語を話せる人でも、いざ外国人と向き合うと、実力の半分も発揮できない人が多いと言われています。 もしここで、英語検定合格という自分の語学力に対する確かな保証があれば、照れを克服できるのではないでしょうか。 そして、余裕を持って外国(人)に心を開くことのできる人こそ、本当の国際人と言えます。
使えない英語を、やみくもに詰め込む時代はもう終わりました。 これからの英語は、実際に外国人とコミュニケートし、互いに理解を深める手段として学ばなければなりません。

生きた英語の実力を試す機会

この検定試験は学習指導要領に沿った内容を盛り込み、毎年正答率の分析を行っています。 これは、試験内容を公平で安定したレベルにするためです。また、国際化社会に生きる英語をめざすための工夫として、コミュニケーションに必要な語や文例の出題を心がけています。
英語力が就職に有利なのはいうまでもありませんが、大学進学で国際関連学科などの推薦入学を狙う場合も、この検定をぜひ受験していただきたいものです。
さらに、国家資格につながる上級の試験を受験するときにも、実力をためすことができます。

情報処理検定試験

コンピュータなしに現代は語れない

現代社会においてはすべての企業にコンピュータが導入されています。

インターネットの広がりによって、家庭にもパソコンが普及し、情報化社会の主役ともいえるコンピュータを学ぶことは、現代社会を生き抜くための必要不可欠、かつ重要な要素となっています。

情報処理検定ではコンピュータを主体的・創造的に活用するために、次の2つの学習内容を目的としています。

1. 情報の活用能力を習得

この学習内容は様々なアプリケーションソフトを利用して情報の収集・分析・活用・報告を行いながら、情報活用能力を身につけるものです。

ビジネスソフトとして多く利用されている表計算ソフトウェアやデータベースソフトウェアに関する知識や技術を学習し、ビジネスにおいて情報を主体的、実践的に活用する能力を養います。

2. プログラミングの基礎を習得

コンピュータを自分の思い通りに動作させるためには、コンピュータを動かすための基本的な考え方であるアルゴリズムや、ソフトウェアを作成するためのプログラミング言語を覚える必要があります。

プログラミング言語を身につけることは、論理的な思考力を高めることにつながり、社会に役立つ便利なソフトウェアの開発等、コンピュータを合理的に活用する能力を養います。

商業経済検定試験

あなたは新聞を読んでいますか?読まない、という人はいないでしょうが、表紙・スポーツ・社会面とTV欄を見るだけ、というのでは、少し悲しいですよね。
実は、新聞の2~3ページ目にある経済面は、大人でも理解して読める人は多くありません。でも、商業経済関係科目を学ぶと、この難解な経済面を読むための基本が身につきます。さらに、企業経営の基本原則や、わが国の法体系の基礎を学ぶことにより、それらの報道がより身近に感じられるようになります。国内問題や国際情勢を正しく理解することができる能力を身につけること、このことこそ、商業経済研究部が目指しているものです。

会計実務検定試験

本検定は、「財務諸表分析」と「財務会計」及び「管理会計」の3科目があります。それ らは、現代の金融化された世界に生きる会計的センスや企業経営にとって重要な資質であるビジネス・マネジメント能力を育成することを目的としています。また、検定の取得を機会にキャリア・アップを図るとともに、職業資格取得に向けた学習の一助となるために実施される検定試験といえます。

ビジネスコミュニケーション検定試験

新学習指導要領の「ビジネス基礎」「ビジネス実務」「広告と販売促進」等においては,職業人として求められる倫理や、経済社会の一員としての 望ましい心構え、ビジネスの諸活動に適切に対応できる能力と態度について学びます。本検定においては、それらのうち、社会人として必要なマナーやコミュニケーションに関する基礎的な知識・技能を、しっかりと身につけることを目的としています。商業に関する学科の皆さんはもちろん、総合学科や普通科等で学ぶ皆さんの受験も十分に可能です。